「治験」ってなに?③-3  実際にはどう進むの?

前回の続きです。

最初から読んでいない方は「治験」ってなに?③-1

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さてさて・・・

同意が終われば、治験がスタートです。この段階にはいっても、治験コーディネーターさんはいろいろとサポートしてくれるようです。




★治験に参加いただく患者さんやご家族へのサポート
・治験期間中の相談窓口になります。
・精神面・身体面の観察やケアなどを行います。
・スケジュールの管理や来院調整を行います。 




上山

治験の実施計画書に沿ってスケジュールも全部決まっているんですね。なので、最初の検査はこういうものがあります、この日に全部これをやりますっていう説明をして、そのスケジュールを組んでいきます。その後は、外来に来るたびにどうでしたかっていう話をします。体調・副作用状況とかいろいろ聞いていきます。やはり先生の外来は時間が限られています。。長々とはできないので、こちらで対応していけるものは対応していきます。いろいろお話を聞き、その中で先生に伝えるべきことをピックアップしてお話しています。あとは内服薬だったら飲み忘れがないかとか、市販薬とかそういうものの内服をしていないか、違う病院に受診されているかどうか、確認させていただきます。




―――先生に報告することは結構あるものなんですか。




上山

そうですね。やっぱり何が起こるかわからないっていうのが治験なので、なので、ちょっとのことでも伝えるようにしています。また先生にどうですかって言われて、そこを全部患者さんが話せないときもあると思うんですよ。なのでゆっくりこちらで聞いていくっていうのもありますね。






はい。

これで「治験は具体的にどう進むのか?」終わりです。

治験の流れ、つかんでいただけたでしょうか。





最後に、患者さんがもっと治験コーディネーターさんを活用するポイントは?と聞いてみました。






上山

外来に来たとき、どうだったっていう話をいろいろしますので、今の感じでいいと思います。あと精神面のことも話されたりはしますので、家族のことであったりとか今ちょっと落ち込んでる時期だったりとか、そういう話とかもします。さばさば話を聞いて、はい、じゃあさよならみたいな感じになってないですので、今の感じではそんな・・・でも治験に関することであれば、どんなことでも質問とかしていただいて全然構わないですし、外来の説明ちょっとわかんなかったっていうことでもなんでも言ってください(笑)




最後の最後にもう一つ質問です。




―――治験をやったことがある患者さんに聞くと、治験コーディネーターさんって先生と比べて味方だよね、というふうに思う方が多いようです。それについて一言お願いします。




山本先生 

それは事実です!



一同(笑)



山本先生

治験の計画書はその運用に幅を持たせて書かれています。そこをCRCさんがよく理解してるから、それが活用できる。よく計画書を深く理解していれば、幅があるというのが見えてくるんです。



上山

どこまで動かせるかっていうところもこちらで把握はしています。なので、何か困ったことがあったときに、じゃあ、こういうふうにしたらどうですかっていう提案もしますね。なにかわからないことあれば、何でも質問してください。






終わりです。

今回、取材に協力していただいたのは、国立がん研究センター中央病院の治験管理室・上山菊江さん。治験管理室統括の中濱洋子さん。治験管理室室長の山本昇先生です。大変勉強になりました。お忙しい中ご協力してくださり、ありがとうございました。

※この記事は公益財団法人正力厚生会の助成金によって作成されました