「治験」てなに?⑥ 検索サイトは100%にならない

みなさん こんにちは

「治験てなに?」シリーズです。実際に治験情報を取りに行ってみて、感じたこと、わかったことを書いています。前回は・・・「治験の情報提供やアクセスが非常に悪い。」そんなことをよく聞きますが、本当にそうか、実際に治験検索サイトを使って検索してみました。すると、その機能がとても低いことがわかりました(7月26日調べ)。今回はその続きです。

「検索は100%にならない」と書きました。単純にいいますと、


「検索サイトに治験の情報が全部載っているわけではない」


ということです。どういうことでしょうか。


教えてくれたのは、オンコロの責任者である可知さんです。

可知さんは説明してくれました。



▼「検索サイトに治験の情報が全部載っているわけではない」とは?


前提として、ほとんどの臨床試験は登録・公開されています。誰でもWEB上でアクセス可能だそうです。これが決まったのは2004年のこと。研究の成果を医学雑誌に載せるための条件として、治験の事前登録が必須になったそうです。理由は不正防止。はじめに治験を登録、公開しておけば、論文としてまとめられたとき情報操作できないよね、ということのようです。


 日本において、登録機関は3つあります。


①大学病院医療情報ネットワーク研究センター(UMIN-CTR)(※ユーミンと読む)

②日本医薬情報センター(JAPIC)(※ジャピックと読む)

③日本医師会治験促進センター(JMACCT)

これら3つはいわゆるプロ向けです。

これらの登録機関の情報をもとに、患者向けの検索サイトが作られています。

ところが・・・

実は登録機関はもう一つあります。それがこちら、アメリカの検索サイト、Clinicaltrials.gov(クリニカルトライアルズ ドット ガブ)です。

先ほど、日本の登録機関は3つといいましたが、このアメリカのサイトを含む、4つの登録機関のどれかに、治験は登録されることになります。

先ほど、日本の登録機関は3つといいましたが、このアメリカのサイトを含む、4つの登録機関のどれかに、治験は登録されることになります。

これが検索サイトは100%にならない、ということです。前回患者向け検索サイトの検索機能が低いことを取り上げましたが、仮にそれが高性能になったとしても、この問題が残るということになります。



では、こういった状況の中で、治験情報をとるにはどうすればいいでしょうか?そもそもできるのでしょうか?

「はい、できます」とオンコロの可知さんは言います。次回です。