AYA世代座談会②
みなさんこんにちは。
AYA世代座談会の続きです。
それではどうぞ。
―――3人はどこで知り合ったんですか。
Aさん
STAND UP!!です。
C君
そこで知り合って、2カ月後ぐらいには実際に会って、
Aさん
実際にB君の住んでいる地域まで2人で会いに行きました。(笑)。半年ちょい前ですね。
B君
だから僕としてはすごいうれしかったです。こんなところに来てくれるんだっていう(笑)。しかも知り合ってすぐ来てくれたから。
Aさん
そう。C君の休職がすぐ終わっちゃうかなと思ってたから、じゃあ身軽なときに行こうかって話を振ったんだよね。
C君
うん。行こうかって。
Aさん
そしたら早かったよね。じゃあこの日にしようみたいな。
一同 (笑)
C君
そのとき30代、20代とかの肺がんの人って3人以外はいないんじゃないかと思っていて、会ったらすごい特別感がありました。同じAYA世代のがん患者はたくさん、若年性がん患者の会で知ってたけど、同じステージ4の肺がんの人はそんなにいないんじゃないかと思ってたからすごくうれしかったな。だから何でも言ったし、仲間意識が強いというか、ほかの根治術のあるステージ4の若年性のがんの人とはやっぱ違うと思って接してる。
―――確かに主治医の対応とか話し方とか違うよね。
C君
違いますね。最初に多分みんな、治りません、根治術はありませんって言われて、じゃあどう延命しましょうかと言われているようなものだから、そこを受け入れて前向きに頭を切り替えるっていうのは大変なんだろうなと、それぞれ思いますけど。
―――会ったときはどんなことを話したんですか。
Aさん
私とC君はリレーフォーライフをSTAND UP!!のブース出して、それで回りましょうっていうので会ったんですよ。で、まずそういう自分の状態を話して、肺がんなんだ、4なんだ、じゃあ仲よくなれる、何か雰囲気も似てるからすごい話しやすいね、仲よくなれそうだね、じゃあよろしくねみたいな感じかな。でもそのときはその数時間、1日2時間ぐらいしか話さなかったので、とりあえずじゃあLINE交換してLINEで話しましょうみたいな感じで、LINEでほぼ話してたかな。あと電話とかしてたわいもない愚痴とか、こんなことあったよとか、病気のことはちょこちょこ話したりとかはするけど、ほぼ話してないですよ。(笑)。
B君
してないよね(笑)。体調大丈夫?ぐらい。
Aさん
そう。あと検査今日は良かったよとか、今日もケモしてきました、検査大丈夫でした、薬もらってきましたみたいな感じですね。
C君
去年の9月に初めて会って、2回目に会ったのが3人で会ったときになって。
Aさん
そう。それまではずっと電話とLINEだったので、面白い縁だなってすごい感じます。
―――同じような立場の人がほぼいなかったということですね。
Aさん
そうです。私の感覚では去年ぐって増えました(笑)。あと仙台にもステージ4のEGFRの方がいて、その方は結構東京のほうに出てきてくれるのでその方と関東で会ったりとか、また年明けに2人で仙台に会いに行ったりとかしてます。その方ともまたグループLINEでつながってて、話したりもします。
―――どんなことを話すのですか?
Aさん
これで遊んだよとか、旅行して私が写真をアップしたりとか、普通のことです。あとはこういうこと言われたんだけど、皆さんどう思いますかっていう感じかな。、
―――それはお医者さんの話?
Aさん
じゃなくて、治療法でこういうこと言われたんだけど、今自分がこういうふうに調べてこうなんだけどどれがいいのかなとか、深刻なLINEのときもあるし、普通にべちゃくちゃしゃべってるときもあるし(笑)、そこはいろいろそのときの日によってですね。肺がんグループだからって肺がんのことばっかりではなく、私は普通にただ肺がんがきっかけの友達みたいな感覚なんですけど、違いますか。(笑)。
B君
そうだね。それがぴったりだと思います。
―――C君は、仲間がいてよかったなみたいな感想だったけど、2人はどうでした?
Aさん
私もうれしかったですよ。だって私もSTAND UP!!に3、4年入ってても挨拶程度でそこまで詳しく仲よくなるというのはなくって、C君が本当に馬が合ったっていうか、気がすごい合ったんですよ、私的に。(笑)。それはうれしかったですね。LINEもしてくれるし、ちょっと電話したいなって思ったらしてくれるし、私もするし、すごい楽しいですよ。ちょっとずつ仲間っていうか友達が増えてって。やっぱ肺がん以外の友達はいるけど、治療も全然違うし、やっぱり全然違うな。私はうれしいです。
B君
僕は田舎なんで、全然若い年代のがんの人に会うっていうことが全くなかったんですよね。で、STAND UP!!を去年とかに知って、入ってみたらすぐに2人がアクションを起こしてくれてつながって、そこでいろいろ相談できる、それがすごいありがたかったから、そっからどんどん前向きになれてった気がするんですよね。
その③へ続きます
※この座談会は、樋口宗孝がん研究基金の寄付によって制作いたしました
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